「自由」な校風に隠された厳しさ

「自由な校風」

学校案内を見ていますと、

このように「自由」を謳っている学校があります。


実は、我が家の子ども達が通った中学・高校も、

この「自由な校風」の学校でした。

 

娘の通った中高は、

服装、髪の毛の色もピアスなどのアクセサリーも自由でした。

夏には浴衣で登校したこともありました。

 

鍵付きのロッカーが一人ずつ与えられ、

副教材はもちろん、教科書等何を置いてもOK。

 

海外で暮らしてきた子ども達がほとんどの

インターナショナルスクールでしたので、

日本の学校生活のスタイルとは少々異なっておりましたが、

その「自由な校風」の青春時代を娘は、

おおいに謳歌したようです。

 

息子の通った中高は、

「規律規定」というのがあって

「〇〇中学生として自覚を持った行動をしましょう」といった

精神的規定が設けられていました。

細かい校則は設けず、あとは生徒の自主性を信頼するというのが、

学校の基本姿勢でした。

 

期末や中間テストでは、

先生は答案用紙を配布し終えたら、教室から出て行ってしまう。

試験監督がいない状態で試験が行われるのです。

 

娘も息子も

体育祭、文化祭、合唱祭など全て生徒が主導で、

自分たちの手で創り上げていました。

 

一生、心に残る貴重な経験をたくさん積み、

一生の友人を学生時代に得ました。

 

このように「自由な校風」というのは、

学生生活を自分たちの想いのままに創り上げ、

教師からも拘束や強制されることなく、

熱い友情と、高い達成感を得られ

素晴らしいものですね。


ですが、

「自由」である時、必ず忘れてはならない

「自律」ということがあります。

 

 「自分の行動を自分の立てた規律に従って正しく規制すること」が

自由とセットで、意識しなければなりません。

それは、他人から言われて行動するより、

ずっとパワーと強い意志が必要です。

 

先生から強制されない分、

クラスの友人が同じ目標に向かって行動を起こすことは難しいです。

個人が高い意識を持っていなければ、成功にたどり着きません。

 

試験監督がいなければ、カンニングしても良いのではなく

「信頼さえていることへの裏切り」

「カンニングしてまでも良い点数を取ることが

人生の上でどのような本質的に意義があるのか」など

自問自答しながら、自制の気持ちを働かせなければなりません。

 

又、自分たちの想いのままに行動しながらも、

「常識」の範囲内で行動しなければなりません。

 

私の目から見て、

この「自由」より

「細やかな指導」をなされる校風の方が

成長にはあっているように感じる生徒もおりました。

 

どちらが良いのか、と言いますと、

当然、その子にあっている方が良いと思います。

 

「自由」である分、

自分で自分を律しなければならないことの厳しさ、

 

子どもが「自由な校風」に憧れて、

学校を選ぶとき、

「自律」を意識しなければならないこと、

それは、より自分への厳しい「自制」が必要な事を

親は子どもに一言、添えてあげてください。

 

 

青年ぼうし

 

 

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