手をかけるほど愛おしくなる

私が初めて「星の王子さま」を読んだのは18歳の頃、

ハッキリ言って意味がほとんど分かっていなかったと思います。

その時は、それなりにわかったつもりでいたのですが、

今思うと、奥底に隠された哲学的な意味をどれだけ理解していたのか…。

 

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「ぼくのバラの花も何でもなく、

傍を通っていく人から見れば、皆同じ花だと思うかもしれない。

だけどあの一輪の花が、他の花より大切なんだ。

 

だって、ぼくが水をかけた花なんだからね。

ぼくが覆いガラスもかけてやったんだからね。

ついたてで、風にあたらないようにしてやったんだからね。

 

毛虫も取ってやったんだからね。

不平も聴いてやったし、自慢話も聴いてやったし、

黙っているならいるで、

時には、どうしたのだろうと、

聞き耳を立ててやった花なんだからね。

ボクのものになった花なんだからね。」

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私の最も心に残っている一節です。

 

子育てだって同じです。

子どもの為に、時間をかけ、手をかけ、

お世話をすればするほど、

愛おしくなってきます。

 

私たちは、時として、

ものの存在価値を誤って捉えているように思います。

 

そのものの価値は、

それを決める側にあるのです。

 

例えば、

古びて汚れた安価な人形と真新しい綺麗な高価な人形。

どちらが価値があるのでしょうか…

ある人から見れば、新しい高価な人形かもしれません。

ですが、別の人から見れば、

子どもの頃、貧しいながらも、

無理して母が買ってくれた人形だったかもしれません。

毎日、一緒に遊び、生活も共にし、母の思い出が

いっぱい詰まった人形には、

はかりしれない価値があるのです。

古くて汚れた人形の方が、

新しく高価な人形より大きな価値がある場合もあるのです。

 

当然ですが、いろいろな子どもがいます。

早い時期に歩き始めた子、歩き出すのが遅かった子、

言葉が早く出た子、なかなかしゃべらなかった子、

運動能力の高い子、そうでない子、

学習能力の高い子、そうでない子、

一見、違うように思いますが

全て子どもは皆同じです。

子どもの価値を決めるのは親側にあります。

 

子どもにいっぱいの愛情かけ、手をかければかけるほど

他の何よりも大切になり、

はかりしれないほどの愛しさが湧きでてくるのです。

 

「子育て親育ち」 田宮由美HP

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