涙した「毎日かあさん」子の気持ち親知らず、に気づいた日

先日、西原理恵子さんの「毎日かあさん」が最終回でした。

 

初めて見た時は、

何となく読みにくい感じで、

あまり気にもとめませんでした。

 

ですが、ある日

涙が止まらない回があり、

それ以来、毎日かあさんのファンになりました。

 

その、

私が涙した回が、

最終回に掲載されていました。

 

思い出して、また涙が溢れます。

 

それは娘さんを保育園に預けるお話し。

2歳の時

娘ちゃん:「あたし、保育園行くの?」

お母さん:「そう、泣かない?」

娘ちゃん:「泣かない。だってお姉さんだもん、

お注射したって泣かないもん」

 

2歳の娘を保育園に入れることにした。

何度も言い聞かせたから、

最初から、泣かずに通わせられた。

 

ある日の保母さんの話。

娘はお迎えの時間が始まると、

戸が開くたびに、

そこに行き、

 

自分のお母さんじゃあないたびに、

自分でテッシュを取って、

自分で涙を拭いて、

自分でゴミ箱に入れて、

 

またおままごとを始めるのだそうだ。

 

娘ちゃん:「今日ね、泣かなかった。

だってお姉さんだし、

お注射しても泣かないもん」

 

あの小さな台所には

もう我慢が

入っているんだな

・これを読んで思い出したこと

私は息子が幼稚園に入ると同時に

幼児教室を開催。

 

未就園児を対象にした教室でしたので、

家を空けるのは、ほぼ午前中だけ。

 

子ども達を朝、「行ってらっしゃい」と見送って

「ただいま」と帰ってくる時間には、

自宅で「お帰り~」と言ってあげられる毎日でした。

 

ですが、

会議ですとか、研修会、

イベント行事など、イレギュラーな時は、

どうしても、子ども達を自宅で待たせていたりしていました。

 

また

自分の代わりはいませんでしたので、

子どもが急に熱を出しても

仕事をお休みする訳にはいきませんでした。

 

それでも

私は子ども達へ

 

「お母さんは、今日はお仕事だからね、

お家で、仲良く待っていてね」と、

言うと

 

姉も弟も

「は~い」と。

 

ひと言も

「お母さん、家にいて」と

言う言葉は返ってきたことはありませんでした。

 

私は、

「大丈夫ね、分かってくれている」って思っていました。

月日は流れ

子ども達がもう少し大きくなった頃

ふと

子ども達と当時のことが

何気に会話に出てきました。

 

「お母さんがいない時は、寂しかったけど

赤ちゃんの先生になっているから、

がまんしてた。

 

はやく赤ちゃんの先生終わって

ボクのお母さんになって帰ってきて、って

心の中ですごく思ってた」

 

 

「ワタシね、ずっと○○クン(弟の名前)を見ていたよ、

早くお母さん、帰ってきますように…って思って」

 

この言葉を聞いた時、

「ああ、子どもなりに、すごく我慢していたんだな」

「寂しかっただな」と。

 

だけど当時は、日々忙しく、

それくらいの感情で通り過ぎていたのでした。

 

 

でも、もっと歳を重ね

子どもが高校生くらいだった頃

たまたまこの毎日かあさんを読む機会があり、

 

何故か、

当時の子ども達の言葉を思い出し

涙が止まらなかった。

今は、働く母親も多く、

保育所に入れることが、普通で

もちろん、可哀想でもないし、

 

かえって逞しく育つ

社会性やコミュニケーション能力が育つ、

という声もあります。

確かに…。

 

ですが、

純粋に

 

「お母さん」を待つ気持ち

そこを親は理解してあげたい。

 

親が思っている以上に

子どもは親のことを思っているのかもしれません。

 

子どもなりに、

親に心配かけたくない

親に迷惑かけたくない

親を助けたい

って精一杯思っているかもしれない。

 

「親の気持ち子知らず」

なんて言葉がありますが、

それは大人からの言葉。

 

「子どもの気持ち親知らず」

子どもの目線で見れば

そうなるんじゃあないかしら…

 

幼い時は一瞬にして過ぎ去ります。

その一瞬は二度と戻ってきません。

 

大切に、

過ごしたい。

子どもとの時間。

 

一度の人生

後悔無いように…。

 

子どもの目線を忘れず、

子どもの気持ちを

いつも感じていられる親でいたい。

 

 

「子育ち親育ち」田宮由美HP

 

 

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